Windowsでしか動かないソフトを使わなければいけないことになってしまった…。
Mac Book AirとMac Book Proを使い始めて早10年。
長年に渡ってMacユーザーでありながら、仕事上どうしてもWindowsを使わなければならない状況が到来。
Bootcampも試したが、文章作成での使い勝手が最悪なので断念。
外出先での作業も多いため、携帯性は必須。デスクトップは候補から除外してノートPC一択でWindows選びが始まりました。
- Windowsでしか使えないソフトを使わなければならなかった
- 文章作成はMacbookのキーボードじゃないと作業時にストレスが多い
- MacbookAirとWindowsを2台持ち歩くのは大変なので避けたい
- MacにBootcampでWinを入れ、Win対応キーボードソフトを入れたがすこぶる使いにくかったので断念
- Winだけで仕事が完結できる、ある程度の高スペックのものを希望
- 文章作成の仕事が多いので打ちやすいキーボードを希望
正直なところ、Mac Bookのキーボードの打ちやすさ・ボタンの薄さ・打ちやすさでなければ仕事にならないほどMac製品の魅力に染まっていたので、WindowsノートPCで作業することに大きな抵抗を感じていました。
Panasonicのレッツノートのようなキーが深く厚い形状でカタカタうるさいキーボードや、ずいぶん昔に使っていた以前のVAIOのようなキーが重い感じにはもう戻りたくない。
かといってDYNABOOKやLAVIEのキーボードも苦手。
「MacBookAirの打ちやすさに近いWindowsPCはどれだろう?」
と思い立ち、MacBookのキーボードの打に匹敵するWindowsPC探しのお店巡りがスタートしました。
Macbookのキーボードの浅さ・打ち心地に近いものを探索開始
まずは、現行のSONY・VAIO・FUJITSU・TUSKUMOのEXcomputer・DELL・TOSHIBA Dynabook、Panasonicなど大手のメーカーのパソコンを中心に探索開始。
実際に家電量販店やPCショップなどに足を運びキーボードの打ちやすさをテストしていきましたが、なかなかMacbook級の打ちやすさを体感できるノートPCとは出会えませんでした。
おそらく2021年に発売したPCをすべてチェックしたと思います。
Huaweiの「Matebook」と出会う。
そして、探し始めて数日後。
ビックカメラ某店舗で並んでいた、Huaweiの「Matebook」を発見。
以前からMatebookの存在は知っていましたが「Matebook って、MacBookに名前が似すぎだろ…」と鼻で笑ってました。
ですが、考えなおしてみると「名前が似ているということは機能性を似せているのかも?」と予感。
早速実機を試してみたところ、Macbookと同じ感触とまでは言えませんが、かなり打ちやすいことに気づきます。
指に触れるタッチ感はMacbookよりもサラサラしているけれど滑らず、打ちやすく感じました。
キーも薄く、跳ね返りの強さも絶妙。
デスクトップPCに付属される安物キーボードのような、底が深いキーのストレスなどは一切なし。
これいいかも?と直感するくらい、Macbookに近かったです。
「これはありかも…」と、マシンスペックやその他の機能などもチェック。
MacBookAir11インチよりもディスプレイがが大きくて、15インチのMacBookProよりも持ち運びやすいサイズ感はないのか?とチェックしたところ、自分の希望のほとんどを満たしてくれる機種を発見。
機能性・スペック・自分の予算額などを鑑みて、すべての希望に合っていたものはこんな感じです。
[box class=”glay_box” title=”Huawei Matebook 14″]
【機種名】Huawei Matebook 14
【CPU】 AMD Ryzen 7 4800H with Radeon Graphics 2.90 GHz
【実装RAM・メモリ】 16.0 GB (15.4 GB 使用可能)
【ストレージ】 SSD512GB
【色】 スペースグレイ
【ディスプレイ】10タッチポイントでのタッチのサポート
価格は109,000円。
[/box]
MacBookAirの場合、同じくらいのパフォーマンスを発揮してくれるスペックにカスタムすると、20万円を余裕で超えてきます。
ですが、HuaweiのMatebookならMacの約半額。
CPUはRyzen7メモリ16GBなら、今回Windowsで作業予定の仕事も十分カバーできる。
「これってもしかしてかなりアリかも…?」
と、購入を決断。
ビックカメラには展示品以外の在庫がないとのことで、Huaweiのオンラインストアで買うことにしました。
ビックカメラさんすみません。
>> HUAWEI STORE
ちょうどキャンペーンを開催していたので、結果的に実質10万円以下で購入することができました。
Huawei Matebook 14が到着
Apple製品ではなくても、やはりガジェットが届くと嬉しくなる。
Microsoft officeではなく、WPSのofficeのライセンスが付属していました。
オフィスを持っていない人でも安心です。
本体以外の付属品は、アダプタとケーブル、そして先ほどのWPSオフィスのシリアル番号のみ。
ちなみに、電源アダプタのコネクタ規格はUSB-Cで、充電はもちろんUSB-Cのコネクタとしても利用可能。
それ以外にUSBポートが2つ。HDMIポート・ボリュームジャックが各接続ポートです。
・USB-C(充電・USBポート兼用) ※PC左側
・USB 3.2 Gen 1 × 2 ※PC右側
・HDMIポート ※PC左側
・3.5mmイヤフォンジャック ※PC左側
本体の幅は308mm 奥行224mm 暑さ15.9mm
MacbookAirの11インチよりも、少しだけ奥行きが長い印象です。
重さは約1.5KgでMacbookProの13インチ(2019)より100gほど重いですが、体感ではほぼ同じくらい。
ディスプレイ14インチで、アスペクト比は3:2。フルHDの約1.5倍の解像度(2160 x 1440)。
画面に再現されるサイズは縦に長く、職種によっては作業しやすい環境なのかもしれません。
2010年あたりに販売されていたレッツノートの画面アスペクト比に似てます。
かと言って、画面横幅の再現が狭いわけではないので大丈夫。
Huawei Matebook 14キーボードの打面
そして今回もっとも気にしていたのが、「キーボードの打ちやすさ」です。
上記のアップの写真で見てもらえるとキーボードの「底の浅さ」が分かると思います。
WindowsのノートPCを何台も触ってきましたが、ここまでMacbookの打ちやすさに近いものはないと思いました。
ちなみに、2015年から2019年のMacが採用していた「バタフライキーボード」でなく、2012年~2014年頃のMacbookが搭載していたキーボードに近い感じなので安心です。
Apple信者の自分でも、あのバタフライキーボードは馴染まなかった。
このHuawei Matebook14は、良かったころのMacbookに近いこともあり、自分にはしっくり来たのかもしれません。
実際に使用してみて感じたこと
実際にHuaweiのMatebookを使ってみて感じたメリットとデメリットを挙げていきます。
Matebookの機能をフル活用できているわけではないので、もしかしたらもっと便利な機能があるかもしれませんが、普段はMacユーザーの自分なりに気づいたことをピックアップしていきます。
Macbook Air・Proにはなかった魅力・良かったポイント
そもそもMacとWindowsという違いがあるので、あくまでもこのノートPC自体の魅力をレポートしていきます。
ディスプレイがタッチパネルで便利。
タブレット端末のように画面にタッチして操作ができる。
マウスを使えない環境での作業が多かったり、タッチパッドでのマウス操作が苦手な人にはよいと思います。
自分の場合は、画面が汚れるのが嫌なのであまり使っていない。
Macと比べるとかなり安い。
Macに慣れているとWindowsPCの安さに驚きます。特にHuaweiPCは日本メーカーの商品よりもかなり安い印象です。
今回購入したMatebook14は、CPUなどスペックの高さにはこだわりを持って購入しましたが、それでも10万円ほど。
同程度のスペックをMacbookに求めるとM1でも15万円はするので、3割ほど安い。
下位の機種や、画面が小さい機種ならさらに安く、7万円ほどで購入できます。
動画編集などの重めの作業にも耐えられる
動画編集や音楽作成ソフトも全然動きます。
今のところフリーズしたこともありません。
Adobe Premireも普通に動くし、作曲ソフトCUBASEも問題なく動きます。
Ryzen7だからか、かなり負荷をかけてもフリーズしたりエラーが出たりもしてません。
Windows11にも対応
購入した時期が「Win11をリリースします。」とプレスリリースがあった時期だったので、Win11ニ対応しているか心配でしたが、Matebook 14(Ryzen7)は問題なくWin11に対応。
OSアップデート問題もクリアしていたので購入に踏み切れました。
下位機種なら7万円台でもwin11対応のPCが買える。
負荷が高い作業もこなせるPCが10万円で買えるだけでも魅力ですが、予算を下げたい場合は、7万円程度で買えるMatebook Dもシリーズもあります。
ただし、キーボードのタッチ感は異なり、Macbookのキーボードの感触に近いのは Matebook 14の方が良い。
それでもキーボードのタッチ感は他社のノートPCよりもストレスは少なかったです。
7万円台で買えるMatebook Dシリーズでも、タイピングはスムーズですし、一般的な作業は問題なくこなせます。
WEBブラウジングや文章を書くだけだったり、ADOBEのデザインソフトを使うくらいならこれで十分。
Adobe Premireを使っての動画編集やゲーミングPCとしては未検証です。
>> HUAWEI MateBook D 15 2021
Macbook Air・Proと比べて不便に感じたこと
Macに愛着がある者としては、いざMacから離れ、HuaweiのPCを使ってみるといくつかの不便な点に気づきました。
AirDropが使えない
当然のことながら、Air Dropが使えない。
DROPBOXなどをiPhoneとWinで共有すれば問題ないが、直接データを取り込むには、写真一枚転送するだけでも、わざわざUSBケーブルをつないでデータをPCに送らなければいけないのが面倒だった。
ただし、スマホ端末がHuawei P-40などのHuawei製品ならBluetoothを経由してAirdropのようなファイルのやり取りが可能。
「Huawei PC MANAGER」というシステムがあり、Airdropのようにデータを行き来させられるというもの。
利用する際は、こんな承諾を求められることもあり、少し躊躇して結局今日に至るまで使用していない。
写真を撮ってPCに取り込むという作業が少なくないため、危うくHuaweiの端末を買おうかと思うほどAirdropが恋しかった。
WEBカメラがキーボード上にあること
キーボードの中央にカメラがある。押しボタンのようになっており、使わないときは押し込めばカメラはキーボードと同化して引っ込む。キーボード内に押し込んでいることでカメラ真っ暗な状態になるし、タイピングの邪魔にはならない。
しかし、リモート通話しているときのこちらの見え方が、手元から天井に向かうアングルになるので、話す相手からすると見下ろされている印象を受けるかもしれない。
ユニバーサルクリップボードがない不便さ
iPhone&Macの組み合わせなら使える「ユニバーサルクリップボード」が、当然のことながら利用できないので、意外と不便です。
プライベートではMacを使っているので変わらず活用できますが、就業時にWinを使っているときにユニバーサルクリップボードが使えず、「ああ、Winだった…」とふと気づくことがあります。
AirDrop同様、MacとiPhoneの同期はかなり活躍してくれているんだと再認識します。
Mac愛用者がWindowsを買うならMateBook一択でよいと思う。
以前までは、Huaweiが中国メーカーであることも原因して、購入するには気が引けたこともあり候補に入れてませんでした。
中国メーカーのスマホやPCは情報漏洩の心配があるのでは?なんていう噂を鵜呑みにして、気が引けていたということもあります。
国家機密を扱うような仕事をしているわけでもないし、顧客情報を管理しているわけでもないので問題ないか…。と判断して購入に至りましたが、Huawei製品が本当に情報漏洩など起こしていたら、それこそ大問題。
自分の仕事が進まないことの方が個人的には大きな問題なので決断したというわけです。
やはり、打ちやすいキーボードのラップトップを選ぶことは作業効率がへの影響が大きいと感じます。
現在、Huaweiストアでは、Matebook D14 Ryzen7は品切れ。
Ryzen5バージョンやディスプレイサイズが小さい機種は購入可能です。
今更WindowsPCに戻れるだろうか?と不安に思ってましたが結果的に買ってよかった!